【オイルドチップ】灯油と木くずで強力な着火剤を作る方法
今回は薪ストーブやキャンプなどの焚き木で使用する火種を安く!簡単に!自作する方法をご紹介します。
私は冬場は薪ストーブで暖を取るので着火剤を良く使用します。火力が強力で、途中で消えたりせず安定して燃焼してくれるので非常に便利です。
しかしこの着火剤、一つだけ欠点があります。
値段が高いのです。
アマゾンでは60回分のもので1782円します。着火一回当たりのコストは約30円になります。私の場合、朝晩で使用するので60円/日です。火力は抜群に良いのかもしれませんが、コストが高すぎます。貧乏人の私はこんなブルジョアな事は出来ません。暖房費を節約する為に薪ストーブを始めたのにこれでは逆効果です。
それでは身近に着火剤の代わりになる物はないか調べてみると、牛乳パックやガムテープなどが使用されるようです。試してみましたが火力が私の求めるようなものではなく、はっきり言って使い物になりませんでした。
低コストで着火剤並みの火力を持つ火種を作る事は出来ないだろうか…
こんな想いから私はある着火剤を作りました。
オイルドチップの作り方
薪ストーブをやる方はだいたいチェーンソーを持っていると思います。チェーンソーで木を切ると結構な量の木くずが出て来ますよね。
そして私はこの木くずを見て閃いてしまったのです。
そうだ!これを火種にすれば良いのではないか!?
さらにこれに廃油か灯油を混ぜれば最強の火種になるだろうと考えました。
もしかしたら先にこの方法で火種を作った人がいるかもしれないと思いネット調べてみると…
やっぱりありましたね。どうやらオイルドチップという名前だそうです。
※イメージ
この画像ではブリキの缶にオイルドチップを入れていますが、私にはもっと素晴らしい製品に心当たりがあります。
それがこちら!!
アーモボックスと呼ばれる弾薬箱です。
ちょっとマニアックな知識ですが、これは12.7mmNATO弾という弾薬を保管する為の弾薬箱なんですね~。この弾薬は重機関銃なんかで使われる弾薬なので、箱のサイズも大きめです。
火薬は湿気が大敵です。そこで弾薬を長期保存する為に世界各国の軍隊ではこのような弾薬箱を使っています。弾薬箱の蓋の縁にはゴムパッキンが付いていて気密性が抜群に良いです。これならオイルドチップを入れてもオイルの臭いが漏れず、灯油の揮発も防ぐ事が出来ます。
便利な取っ手付きなので手も汚れませんし、蓋上部にはキャリングハンドルもあるので持ち運びにも便利です。
早速、木くずと灯油を入れてみました。木くずに染み込むまで1日ほど浸す必要があるので蓋を閉めて待ちます。
1日経って完成したオイルドチップです。良い感じで木くずに灯油が染み込んでいます。
それでは燃やしてみましょう!
着火!
一気に燃え上がります。
この量で2~3分くらいは燃え続けました。素晴らしいです。
オイルドチップを使って火起こししてみましたが、最高に良いですね。火力、持続力申し分ないです。
この方法なら安く、簡単に強力な火種が作れましたね。後は上手に薪とオイルドチップを配置すれば簡単に火起こしが出来ます。
皆さんも是非お試し下さい。
参考サイト
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