小屋暮らしの水事情(井戸の鉄分の除去方法)
私の小屋では生活用水は井戸水を使用しています。私が拠点とする千葉県下総地区はどうも水質が余り良くない様で、井戸水に大量の鉄分が含まれています。鉄分が多いと飲用に適さないだけでなく、他に洗濯物、トイレや洗面台など水が触れるもの全てを黄ばませてします。
今回の記事は井戸の鉄分に悩んでいる方に向けた記事になります。井戸の鉄分に対する対策を記述していきますが、あくまで個人の体験談であり、私自身は徐鉄の科学的な理由等は良く分かっていません。「取り合えずウチの井戸の鉄分が取れればいいんだよ!」という方に読んで頂きたいです。
鉄分という厄介者
鉄分が多い水では生活に支障を来すので鉄分を除去する必要があります。この鉄分というヤツは非常に厄介で、水の中に完全に溶け込んでしまっている為に物理的なフィルターで除去することは出来ません。
しかし、水の鉄分を取り除く為の装置が存在して、その中の一つに徐鉄曹という装置があります。
上の写真が徐鉄曹です。左の滅菌器と右のろ過タンクから構成されます。私の小屋にも購入前に同じものが設置されてました。
徐鉄曹の徐鉄の原理
滅菌器で井戸から汲み上げた水に塩素を注入して鉄分を強制的に酸化させます。水の中の鉄分は酸化すると水から出て来て粒になるらしく、その粒を右のろ過タンクでろ過して水を浄化する仕組みです。
ろ材には砂が使用されていて、逆洗することでサビをタンク外に排出することが出来ますが、定期的にろ材を交換するのが望ましいです。
使用してみての感想
私が小屋を購入する前、不動産屋と小屋を内見した際に井戸水がやたら鉄臭くないですか?と不動産屋に聞いた際、不動産屋の社長は「この辺は鉄分が多い地域なんですよ。でも安心して下さい。前のオーナーは原水のまま使用していたみたいですが、私が徐鉄曹を設置しましたので、水質には自信があるんです。」と言われました。
当時は不動産屋の話を鵜呑みにして、内見したその日に購入を決めてしまいましたが実際住んで井戸水を使用してみると、全く鉄分が取れていなく、洗濯をすれば衣類は黄ばむしシャワーを浴びれば髪がごわつくし、トイレは黄ばむしと最悪でした。
結論としましては、この塩素(次亜塩酸ナトリウム)を用いた徐鉄曹はハッキリ言って役に立ちません。徐鉄曹の導入コストは20~30万円位しますが、金をドブに捨てているようなものです。インターネット上に徐鉄に関する情報量が少なく、随分と苦労しましたが、これから徐鉄曹の購入を検討されている方々の為に忠告します。購入はやめましょう。
今回は記事が長くなってしまったのでこの辺で終わりにします。次回は私が導入した徐鉄曹に代わる装置を紹介します。
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