【DIY】小屋に自力でシングル煙突を設置する
今回はいよいよ煙突の設置編です。
ついにここまでこぎ着けたました。後は煙突を設置するだけで薪ストーブが使えます。
長い道のりでした。
設置する前に煙突設置での注意点を確認しましょう。
煙突を安全に設置する為に守るべきこと
・煙突は4.5m以上高くし、横引きは1m以内にする
・排気口から水平距離3m以内に屋根の棟がある場合は棟から60cm以上高くする
・屋内では壁から45cm以上、天井から60cm以上離す
上記のポイントをおさえた上で設置すれば安全です。
次に設置に必要なものをご紹介します。
準備するもの
煙突トップ
煙突の先端に取り付けます。雨の浸入防止と風に煽られても排気をスムーズにする為の部品です。
シングル煙突
ただの鉄の筒なので構造が簡単で、ホームセンターでも安く購入出来ます。
煙突長さ90mm、4.5mの縦煙突にするには5本必要です。それに横引き分の1本を足して計6本購入しました。
Tマガリ
煙突を90°曲げる部品です。メンテナンス用の蓋があるので、手入れが非常に楽です。類似品でエビマガリというものがありますが、クリーニングロッドが入りきらず手入れが面倒なので90°曲げる場合はTマガリを使った方が良いと思います。価格も200円ほどしか変わりません。
自在煙突支え
外壁と煙突を固定するものです。
メガネリング
煙突の壁から出た部分に付ける装飾部品です。
耐熱塗料
私の薪ストーブの色が黒なので、雰囲気を壊さないために耐熱ペイントコートで塗装します。煙突全部を塗りたいのですが耐熱塗料って値段が高いので屋内の見える部分だけ塗ります。
施工方法
まずは、煙突を塗装します。スプレー缶1本の量で煙突2本とTマガリ1つを塗装し、ちょうど使い切りました。
次にメガネ石に横引き煙突を取り付けるのですが、メガネ石は煙突の太さより穴を広めに作っている為、隙間があります。そこで壁をくり抜いた時に出てきたグラスウール(断熱材)を敷き詰める事にしました。
燃えないかちょっと心配だったので実際に燃やしてみました。
焦げこそしますが、全く燃える気配がありません。直火で燃えないなら煙突の熱程度なら問題なさそうですね。
煙突を組み上げるとこんな感じになりました。
おおおお、立派なイメージ通りの渋い雰囲気になったなぁ。大満足です。
後は外の煙突を組み立てれば完成ですね。
まぁ見たまんま取り付けるだけなので難しい事はないです。
最後に一工夫。装飾用のメガネリングの上半分にコーキングしました。これで雨が入りにくくなります。上半分だけコーキングした理由は雨水が溜まらないようにする為です。
ついに完成を迎え、初火入れをした様子です。
いやぁ、良いですね。このゆらゆらと燃える火が見たかったのです。
火を入れてからしばらくすると24畳の部屋全てが暖かくなりました。期待通りの性能です。
これで念願の薪ストーブの設置が完了しました。
自在煙突支え 718円×1 718円
メガネリング 188円×1 118円
煙突 798円×6 4788円
Tマガリ 948円×2 1896円
合計 8700円
メガネ石、くり抜いた壁が既製品より小さいのですが、削ってもらえるところってあるのでしょうか。