レビュー【TOAUTO FT-80W】はんだごては温度調節、オートスリープがあるこういうタイプが最高なのではないか
何年もDIYやら機械修理なんかをしているが、実ははんだごてに関しては結構無頓着なところがあったと思う。
今回は買ってみた中華製のはんだごてが非常に良かったのでレビュー記事を書きます。
もう用済みになったので捨ててしまったが今まではこのはんだごてを使っていました。
かなりオーソドックスなザ・はんだごてという感じのはんだごて。白光という国産メーカーでこれを使っている人もかなり多いのではないだろうか。値段も安いし。
しかしずっと使っているとどうも使いにくく思える事が多々出てくる。温度調整機能がないのでこての温度が分からないし出力が一定なので使用用途が限られるなどなど…
最後らへんは古いはんだがこてにびっしりこびりついて取れなくなっていた。予備はんだを溶かすのが精いっぱいで使い物にならなかった。
そこでもうちょっとグレードの高いはんだごてを買ってみようと思ったわけです。
まず初めに買おうとしたのがgootのはんだごてPX-280。温度調整機能、オートスリープ機能もあるし他にも加速度を検知してスリーブモードから再加熱する機能なんかあったりします。
電気電子系トップユーチューバーのイチケン先生がオススメしていたので間違いないと思う。というかこの動画を見て欲しくなった。
ただ自分が欲しかった時、2022年5月ころはイチケン先生の影響で各ショップで品薄になり入手できない状態だった(涙)
今現在はアマゾンなどでも容易に入手できるようです。
PX-280が入手出来なくて代わりとしてこれを買ったのだが、これはこれで悪くない。むしろ満足している。
TOAUTOという恐らく中華メーカーの製品。値段は5000円位。PX-280よりちょっと安いくらい。しかしはんだ台が初めから付いてくると思えば割安かも。gootの台なんか3000円位するしね。
使い方はスイッチを入れるとまず設定温度が表示されます。
そしてすぐに小手先の温度表示に切り替わる。
つまみを回して温度を変更する時も同じ表示パターンです。
自分がいつも使う温度の360℃までは大体30秒で到達しました。かなり早いと思う。前のはんだごてはこんなに早く無かったし、スペックを確認するにPX-280よりも早い(PX-280は30秒で350℃)
温度調整つまみの下にボタンがある。これを一瞬押すと℉表示になる。まぁ使う人はあまりいないと思うが。
℉表示
長押しすると一瞬“Loc”と表示されて、温度を保持するモードになる。この状態ではつまみを回しても小手先の温度は変化しなくなる。もう一度長押しすると解除される。まぁ自分は使わない機能かな。つまみの位置を変えなければ電源オンするだけでいつもの温度まで上昇するので。
初めからいろいろな小手先が付属されているのも嬉しい点ですよね。
初めて使ってみたがこの金属たわしが中々良い。良くはんだが取れる。前はスポンジに水を吸わせて使うタイプだったが金属たわしの方が良い。スポンジタイプは小手先の温度が下がるので作業性が良くない。
前に使っていたタイプ
ケース自体はプラスチック製だが、小手先が当たるであろう所はしっかり金属板で保護されている。
こんな風に中途半端に挿すと金属板に当たる。多分こんな感じでずっと使ってきたような気がするけど不具合はなかった。しかしもうちょっと設計に余裕を持たせても良かったんじゃないかと思う。
しっかり挿すと当たらない。
あとはんだを乗せる台が付いてきた。使わないけど。
あと紹介するべき事はオートスリープ機能がある事ですよね。めったに切り忘れなんてしないけどその一回が命取りになりえるから怖い。ちなみに自分は一回だけ切り忘れてオートスリープ機能に助けられた事があります(汗)火事も怖いですが、無駄に電気も食うのでやっぱりオートスリープ機能が付いたはんだごてはなるべく早く導入した方が良いですね。この機種はスタンドに置いて10分で200℃まで自動で温度が下がりさらに20分経過すると完全にオフになるようです。
自分の場合、はんだ付けの作業ってずっとはんだ付けばかりする事ってほぼなくて
何か作業する→はんだ付け→作業する→はんだ付け
というパターンなので作業とはんだ付けの間に時間が空くようであればはんだの電源を切っていた。このはんだごては立ち上がりのスピードが速いからストレスがない。電源のオンオフも手元のスイッチになったので非常に便利。前のはんだごてはコンセントの抜き差しでオンオフしていたので不便だった。
面倒な設定も無いし大きいスイッチとつまみで感覚的に使用できるので自分的にはかなりしっくり来てる。むしろPX-280よりこっちを買って良かったかも。