廃パレットで薪置き場を作る
今回は色んな所から貰ってきた木製廃パレットで薪置き場を作ります。
ネットで情報を調べていくうちに薪が良く燃えるかどうかはストーブの性能よりも薪の乾燥具合の方が遥かに重要らしく薪の乾燥が薪ストーブの命であることが分かりました。
木を切ったばかりの丸太の状態の木を生木と言います。この生木は薪として使用するには不向きです。生木の状態では水分を多く含んでいて上手く燃焼しないようです。薪として使うには最低でも1年間は乾燥させなくてはいけないそうです。つまり先日貰ってきた生木が使えるのは来年以降という事になります。
今年暖を取る分は大量に貰った廃パレットを燃やせば良いのですがこの廃パレット、燃やす以外にも役に立ってもらいます。
それは、廃パレットに薪置き場になってもらうのです!
パレットの利点は製材されて乾燥した木材で強度があること、同じ形の木を手に入れることができる点です。ホームセンターで木材を購入して薪置き場を作っても良いですが、それでは芸がありません。せっかく大量に入手できたので安く薪置き場を作ります。
まずは、パレットを丁寧に分解していきます。
ハンマーで叩いて隙間が空いたら釘抜きを差し込んで煽って分解、みたいなチマチマしたやり方をしていたので時間がかかって大変でした。
( ゚皿゚)ムキーッ!!
私は面倒な作業が大っ嫌いです。ホームセンターに行ってこれを買っちゃいました。
両口ハンマー(6ポンド)です。こいつで一気に分解しちゃいます。8ポンドのハンマーもあったのですが6ポンドの方が軽く、そこそこ重さがあって取り回しが良かったのでこちらを購入しました。
これでパレットの桁を叩けば外板と中板を傷つけずに一瞬で分解できます。
下の画像のようなパレットが多かったので分解が楽でした。
画像出典:柴原製材所
ハンマーはパレットをキレイに分解するなら必須アイテムです。価格も3000円ほどでそんなに高くないので買った方がいいです。
分解が終われば後は組み立てです!薪置き場を作るポイントは3つ。
薪置き場を作るポイント・屋根は絶対必要
・地面と薪の間に隙間をつくる
・風通しの良い場所に設置
まず木が濡れたらいけないので屋根は絶対必要です。あと地面からの湿気を吸わないように地面と薪の間は空けておいた方が良いです。それにプラスαで風通しの良い場所に設置することが出来れば100点じゃないでしょうか。
それでは早速組み立てます!
まず、廃パレットを切っただけの簀の子を基本ブロックにのせます。
簀の子を囲うように組み立てました。
上に波板を被せて完成です。
後から気づいたのですが、この作り方だと強風が吹いた時に骨組みごと屋根が飛んで行ってしまう可能性があるんですよね。もう薪をモリモリのせてしまったので時すでに遅しです。戻すのも面倒なので、このままにします。
二つ目の薪置き場は、その点を改善して作りました。それに基本ブロックも使わず資材を節約しました。これで十分な気がします。
これで二つ薪置き場が完成しましたが、中に入れている薪は全て廃パレットなんですよね。薪を乾燥させる為に作ったはずでしたが、廃パレット薪置き場になってしまいました。ちなみに廃パレットはまだまだあります。もっともっと薪置き場を作らないといけませんねぇ…
材料費
6尺ポリカ波板(880円) 2枚
基本ブロック(108円) 2個
合計1976円
一つ当たり1000円の薪置き場です。お安く作れたと思います。
つづく