中古2万円で購入したスーパーカブを簡単レストア
こんにちは。今回は中古2万円で購入したスーパーカブを使える状態まで整備したので記事にしてみます。
実家での移動手段がなかったので原付バイクが欲しかったところ、ちょうどジモティに中古のスーパーカブが2万円で出品されていたので買っちゃいました。
こちらが購入したスーパーカブです。軽トラで運搬しました。
新聞屋さんが使っていたプレスカブ(C50BND5)グリップヒーター付きの豪華仕様です(笑)
目 次
点 検
走行距離は75812km。新聞屋さんにしては乗ってない方かもしれません。エンジンの吹き上がりが良く、エンジンオイルの色もキレイだったので、オイル管理はしっかりしていたのだと思います。
国産の横型エンジンはかなり頑丈で、私が以前に購入したリトルカブは走行距離が20万kmを超えていましたが、普通に走ってました。オイル管理さえしっかりしていれば、まだまだまだ乗れます。
エンジンは大丈夫なのですが、車体がサビサビです。フェンダーが取れてしまいそうなくらいサビています。しかし酷くサビているのはここだけで、他は何とかなりそうなくらいのサビです。幸いにフレームの強度に影響するような箇所ではないので、このまま使ってやろうと思います。
駆動系を確認する為にチェーンケースを外しました。
やっぱりというかボロの中古カブはほぼ100%ドライブチェーンケースパッキンがないような気がします。
そしてリアスプロケット。恐ろしいほど摩耗しています。要交換です(-_-;)
リア周りの分解は地味に手間ですからね。前に乗っていた新聞屋さんは駆動部分は全くノーメンテだったのではないでしょうか。「もうボロいし整備にもお金がかかるみたいだから新しいのを買っちゃっえ」ってな感じのノリで手放したのだと思います。
チェーンのコマは約7mm。チェーンの調整ゲージにまだ余裕があるので使えるとは思います。本来はチェーンも一緒に交換するのがベストですが、実家にチェーンカッターなんてないし、もう一個買うのもアホらしいのでそのまま使います。
エアクリは意外とキレイですね。このまま使う事にします。
補 修
サビ取り、フェンダーの補修
フェンダーの錆びている箇所をはがしたらこんなに錆びが(*_*)
ぽっかり大きな穴があいてしまいました💦
赤サビを黒サビにするレノバスプレーを全体に吹き付けます。
こいつは1本2000円もするんですよね。使うか悩みましたが、赤サビの上に塗装してすぐボロボロになっても困るので使います。
穴が開いた部分はパテで埋めました。めっちゃ雑だけど、気にしない気にしない。
シャーシブラックでフェンダーの裏とパテを盛った部分に塗装します。カブの色とは違いますが、目立たない部分なので意外と違和感はないです。
他のサビはホルツのサビチェンジャーを使ってサビ落とししました。
初めて使ってみたのですが、結論から言ってこれめっちゃ良い
私の語彙力が足りなくて申し訳ないですが、これをサビに塗ると赤サビを黒サビに変換するだけでなく、黒い被膜の様なものを形成しています。この被膜のおかげでさらにサビにくくなるみたいです。
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この黒い被膜も少しずつ薄くなって目立たなくなっていきます。
マフラー
マフラーも錆びていたのでサビを落とし、耐熱塗料で塗装しました。
なんかあまりにも取ってつけたような銀色で非常に見苦しいですね。私は外観は気にしないタイプですが、この銀色はちょっと嫌です。サビていたのは内側だけなので、内側だけ塗装しました。外から見える部分は何もしません。
駆動系
スプロケットを交換します。
プレスカブなので、リトルカブとはハブの形状が違いますね。ベアリングも大きいし、めっちゃ頑丈そうです。
チェーンは綺麗に掃除しました。グリスアップして組付けます。
消失していたドライブチェーンケースパッキンはちゃんと新品を取り付けます。
これで一応、まともに動くようになりました。
レッグカバーがないとなんか物足りない感じがします。アマゾンで安く売っているのでそれを買って取り付けます。
完 成
やっと完成しました。
後ろのカゴはコメリで売っているホームコンテナ40って商品です。
飾り気の全くない“田舎のおじいちゃんのバイク”みたいになりましたが、これでこそ美しいスーパーカブです。整備性と頑丈さ、使い易さを徹底し、無駄な一切をそぎ落とした美が備わっています。