小屋購入までの道のり
退職後、Bライファーを目指して小屋を建てるか空き家を購入してリフォームするか思案していたわけであるが、私が選んだ方法はすでに建築済みのプレハブを購入することだった。
空き家情報や格安物件の情報を沢山見てきて感じたことは、空き家だろうが格安物件だろうが大体程度の悪い不動産は修繕するのにものすごくお金がかかるということ。実際に内見するとよくわかるのだが、土台や床束が腐っていたり雨漏りがして天井裏からカビの臭いがしていた。
躯体構造のリフォームは素人ができるようなものではないし、建物を壊すにしても百万単位のお金が必要になるので安いからといって安易に購入してはいけない。割高な負債を購入してしまうことになる。
続いて当初私が検討していた自力で小屋を建設するという方法。これは多大な時間と労力がかかるし10㎡をこえる小屋を建設するには建築確認申請を役所に提出しなければいけないデメリットがある。ミニマリストかつ自分好みな小屋を建てたい方にはオススメだが、よくよく考えたら私はミニマリストではないのである程度の大きさの建築物が欲しくなった。
ある日、不動産サイトを物色していると最安値にプレハブ小屋の物件を発見した。延床面積42㎡と大きく、下手な木造建築よりよっぽど安心なプレハブ構造に魅かれて内見を予約。実際に内見をしてみると内部はクロスが張り替えられパッと見た感じ小綺麗な印象を受けた。
プレハブの基礎は基本ブロックを用いた工法だったので腐食する心配がない。屋根裏も覗いたがカビ臭い感じもなく大丈夫そうだった。床以外には断熱材が入っていたので冬場でもそこそこ暖かそう。その場で購入を決意して現在のプレハブ小屋を買った。
私のBライフの始まりである。